ここからは先ほどの続きで少し上級者のご説明をさせていきます。
まずはつける場所によっての香り方からご説明します。
香り方の特徴として以下の2つだけ覚えてください。
①体温が高いところの方が良く香る
②上半身の方が相手に強く香る、下半身の方が優しく香る
まず①からご説明しますね。
前回のコンテンツ、パート1では香水は揮発性とご説明させていただきましたよね?
揮発性ということは常温で気化(気体に変わる)します。
温度が高いところの方が気化する量も多く、気化するスピードも早くなります。
簡単に言うと体温高めの場所の方が香りの粒子がたくさん飛んできます。
そのために体温が高いところの方がよく香るのです。
香水をつける場所で体温高い順で並べると
うなじ > ウエスト > うち肘、ひざ裏 > あし首 > 手首
の順で
もっと具体的に言うと
うなじ 34℃
ウエスト 31℃
うち肘 30℃
ひざ裏 31℃
あし首 28℃
手首 28℃
※室温、外気温など環境が違うと体温が変わってくるので、参考値になります。
※室温25℃でのそれぞれの体温によって誤差があります。
ちなみに胸部(デコルテ)32℃、背中32℃、ワキはご存知の通り36.5℃です。
温度だけで見ると香水をつける基本的な場所でうなじが一番香るということになりますよね。
「じゃあ、うなじにつければいいんだ!!」
「手首温度低くて、全然ダメじゃん!」
と、いうとそういうことではありません。
その理由は
相手(鼻)との距離です
これを詳しく説明する前に2つ目の特徴のお話をしておきますね。
②の
【香水は上半身の方が相手に強く香る、下半身の方が優しく香る】
先ほどご説明しましたが、ひざの裏も中々体温が高いです。
でも優しく香るのです。
それは単純に相手との距離が遠いから。
逆に距離が近いと香りを感じやすくなります。
相手(鼻)との距離が近い部位は人体の中で稼働が最もある手首と、鼻との距離が絶対的に近くなるうなじ、うち肘です。
この3箇所は相手に強く香りを感じさせます。
反対に、相手(鼻)との距離が遠い
ウエスト(下半身ではないですがw)、ひざ裏、あし首
は相手に優しく香りを感じさせます。
この特性をうまく使い分けれるとgoodです!!
例えば強い香りの香水であれば、上半身につけてしまうと強く感じてしまうので下半身につけようとか、少し弱めな香水は上半身につけようとか工夫してみてください!
手軽だから、どうしても手首、うなじに強い香りをつけたい方!
そんな方は量を少なくしてみてください。
例えばスプレーを直接肌に吹きかけるのではなく、コットンに経由してポンポンとのせるだけにするとか、ロールオンのアトマイザーを使うとかがおすすめです。