Your Fragrance Story
PART Ⅱ

こんにちは。香りスタイリストのスフィです。

パート2もご覧いただきありがとうございます♪

 

パート2では香水の纏い方を中心にご紹介していきます。

 

「香水って実際にどこにつけたらいいの?」

「どれくらいつけたらいいの?」

「香りは好きなんだけど、強くて付けれない?どうしたらいいの?」

「香水のマナーが知りたい」

 

などなど、お伝えしていきます。

初心者の方でもこれをご覧いただけたら、普通の人より確実に香水の知識がつき、使い方を間違っている人に教えてあげれるくらいになりますw
実際に講座などを開きつけ方を確認すると、8割以上の人が間違ったつけ方をしているので、発見したら教えて上げてくださいね!!

基本的な付け方から、応用した付け方、なぜそこにつけた方がいいのか?

 

これをしっかり理解していくことで、香水を綺麗に纏うことができるようになり

素敵な印象を与えたり、いい印象を与えられますよ!!

 

それでは パート2 楽しんで香りを学んでください♪

目次

  1. 香水のつけ方
  2. 香水をつける場所
  3. 香水をつける量ってどれくらい?
    3-1.
    軽い香り、強い香りでつけ方が違う
  4. 服装でつける場所を変える
  5. 季節で香水を変える?
  6. 香水のNGな付け方

1.香水のつけ方

皆様は香水をつける時はどのようにつけますか?

 

手首につけてゴシゴシ、そのまま首にゴシゴシ。
空中に散布して潜る。

 

これ、やってませんか?

 

実はこれNGなんです

 

手首ゴシゴシは香りの粒子が潰れてしまうのと、
揮発性という常温で気化する特性から摩擦熱で香りが変わってしまうのです。

でも、やりがちじゃないですか?
だって教えてくれるところなんてないし
お店でテスターする時にゴシゴシしてても、付け方言われないし、教えてくれないですよね?

なので、ここでちゃんと覚えていただき楽しんでいただけたらすごく嬉しいです。

と、いうことで正しい付け方↓

1-1.正しい香水のつけ方

【スプレータイプ】

つける場所から15cm~20cm離したところからプッシュします。
手首やうなじにつける時はゴシゴシしません。
ポンポンっと軽く当てていくようにつけましょう。

 

【ロールオンタイプ】

ロールオンはスプレーと違い先端に球状のものがついて
コロコロと肌になぞることで香水が付けれるタイプです。
(上の画像のやつです)

ロールオンの場合は線でつけましょう!
(パルファムの場合はちょんとつける感じで点でつけましょう)

こちらも必要以上にヌリヌリしないことが重要です。

 

【練り香水】

練り香水は液状ではなく、スティックのりくらいの硬さの固形の香水です。
液状のものと違い蒸散性が低くほのかに香るのが特徴です。

練り香水の場合は髪の毛につける方もいるくらい、色々なつけ方ができます。が揮発という意味では体温が高い場所につけたほうがよく香ります。
少量づつつけて、丁度いいくらいに調整しながらつけるといいでしょう。

2.香水をつける場所

香水のつけ方、やりがちなゴシゴシをしないということはわかりました。次はつける場所のお話です。

 

香水は自由に楽しむものなので

【つける場所は自由!!】

と言いたいところなのですが、相手あっての自由なので、しっかり

基本はお伝えしていきます。

 

香水をつける基本的な場所は

うなじ、うち肘、ウエスト、手首、ひざ裏、あし首

になります。


「え?こんなにあるの?」って感じですよね。

手首とうなじだけじゃないというw

 

よく体温が高いところにつけると説明する人もいますが、
それも半分当っていて半分間違いです。

体温高くても汗を沢山かく場所は、混じってしまうのでつけません。
例えばワキとか背中とかデコルテとか。
ちなみにその説でいくと手首は体温低めです。

 

「じゃあ実際、つける場所でどこが一番いいの?」

って話ですが

 

本来は

シーンや使う香水、服装などに合わせてつける場所を変える必要があります。

かなり上級ですよねw

 

シーンを考えないでつけるなら手首、うなじ

香り過ぎるのがちょっと…
という方は下半身につけるのがいいでしょう。

 

2-1.つける場所の香り方を理解する

ここからは先ほどの続きで少し上級者のご説明をさせていきます。

まずはつける場所によっての香り方からご説明します。

 

香り方の特徴として以下の2つだけ覚えてください。

体温が高いところの方が良く香る
上半身の方が相手に強く香る、下半身の方が優しく香る

 

まず①からご説明しますね。

前回のコンテンツ、パート1では香水は揮発性とご説明させていただきましたよね?

揮発性ということは常温で気化(気体に変わる)します。
温度が高いところの方が気化する量も多く、気化するスピードも早くなります。

 

簡単に言うと体温高めの場所の方が香りの粒子がたくさん飛んできます。
そのために
体温が高いところの方がよく香るのです。

 

香水をつける場所で体温高い順で並べると

うなじ ウエスト うち肘、ひざ裏 あし首 手首

の順で

もっと具体的に言うと

 

うなじ  34℃

ウエスト 31℃

うち肘  30℃

ひざ裏  31℃

あし首  28℃

手首   28℃

※室温、外気温など環境が違うと体温が変わってくるので、参考値になります。
※室温25℃でのそれぞれの体温によって誤差があります。

 

ちなみに胸部(デコルテ)32℃、背中32℃、ワキはご存知の通り36.5℃です。

 

温度だけで見ると香水をつける基本的な場所でうなじが一番香るということになりますよね。

「じゃあ、うなじにつければいいんだ!!」
「手首温度低くて、全然ダメじゃん!」

と、いうとそういうことではありません。

 

その理由は

相手(鼻)との距離です

 

これを詳しく説明する前に2つ目の特徴のお話をしておきますね。

②の
【香水は上半身の方が相手に強く香る、下半身の方が優しく香る】

先ほどご説明しましたが、ひざの裏も中々体温が高いです。
でも優しく香るのです。

それは単純に相手との距離が遠いから。

 

逆に距離が近いと香りを感じやすくなります。

相手(鼻)との距離が近い部位は人体の中で稼働が最もある手首と、鼻との距離が絶対的に近くなるうなじ、うち肘です。

この3箇所は相手に強く香りを感じさせます。

 

反対に、相手(鼻)との距離が遠い

ウエスト(下半身ではないですがw)、ひざ裏、あし首

相手に優しく香りを感じさせます。

この特性をうまく使い分けれるとgoodです!!

 

例えば強い香りの香水であれば、上半身につけてしまうと強く感じてしまうので下半身につけようとか、少し弱めな香水は上半身につけようとか工夫してみてください!

 

手軽だから、どうしても手首、うなじに強い香りをつけたい方!
そんな方は量を少なくしてみてください。

 

例えばスプレーを直接肌に吹きかけるのではなく、コットンに経由してポンポンとのせるだけにするとか、ロールオンのアトマイザーを使うとかがおすすめです。

2-2.シーンでつける場所、つける量を変える

シーンで使い分けるというか、気をつけた方がいいシーンはあります。

特に食事会などに行く際は手首にはつけない方がいいでしょう。

想像してみてください。

ワイン会でグラスを持っている手からはワインではなく香水の香り。
お食事を楽しむ会でフォークを口元に持っていくと料理ではなく香水の香り。

これはいけませんね。

もしかしたら、あなたは大丈夫かもしれない。
でも他の人は料理を楽しみたいかもしれない。

香水は考えて、つけていきましょう。

 

他には名刺交換の時も相手との距離がどうしても近い、営業職や歯科衛生士、フェイシャルエステ、ネイルサロン、様々なシーンで手が鼻に近づきます。

シーンによってつける量や場所は考えましょう!

2-3.服装でつける場所を変える

服装によってはつける箇所を変えた方がいいことも覚えておきましょう!

例えば

よくウエストに2プッシュとか言ってる人もいますが

冬の着込んだ服装の時にはウエストにつけてもあまり香りません。

インナー、トップス、アウターまで着たらほとんど香らないし。

実は冬の方が着込んだら以外と汗ばみます。

 

汗をよくかく場所は香りが変わってしまうのでNGとされいますので、避けたいですね。(そもそも着込んでたら香りづらいし)

 

上記のように着込んでいても、スカートを履いているのならひざ裏につけるなど、その時のファッションや環境に併せての使い方が必要になります。

迷ったら常に出ている足首、シーンによっては手首につけるのがいいでしょう。

3.季節で香水を変える?

香水は季節によって変える必要があるか?ないか?

これはLINEの香り相談でもよく出る話題です。

 

季節ごとの楽しみ方、気をつけ方がいくつかあります。

ここでは以下の3つのポイントをご説明していきます。

 

  1. 季節のコーディネートを楽しむ
  2. 季節にあった香りを楽しむ
  3. 夏場だけは気をつけたい

 

1.季節のコーディネートを楽しむ

季節には様々な香りがします。

春の水仙、ミュゲ、梅雨のクチナシ、夏の蓮の花、秋の金木犀、冬のゆず

季節ごとの香りを使った香水で季節を楽しむのも一興ですね。

四季がある日本だからこそできる、まさに上級者コーディーネート。

オールシーズンで使える香水と別に持っておくの素敵です。

 

2.季節にあった香りを楽しむ

1.と何が違うのか突っ込まれそうですが、これはどういうことかと言いますと、季節の香りではなく、季節に似合う香りということです。

春は軽やかなフローラル、夏はフレッシュでさわやかな香り、秋はうつろいを感じる香り、冬は温かみがある香りなど香水がもつ表情で季節に合わせるのも楽しいですよ。

 

3.夏場だけは気をつけたい

想像してみてください

外気温35度 湿度が高いむわっとする日

温度が高いことをいいことにいつもより激しく香る

きつ~い香りの香水、おも~い香水。

自分は大丈夫でも辛い人は必ずいます。
特にオリエンタル、フロリエンタル、グルマン、重めのウッディこのあたりは気をつけたいです。

もしつける際はいつもよりかなり少なめにつけることを推奨します。

4.香水をつける量

前章まででつける場所や付け方はマスターできたかと思います。
次はつける量のお話です。

 

本コンテンツのパート1で賦香率のお話をさせていただいたのを覚えていますか?

賦香率の違いで香水の呼称、特徴、付け方、持続時間が違うのをご説明させていただきました。

オーデコロンは面でつける、オーデトワレ、オーデパルファムは線でつける、

パルファムは点でつける。

しかし、これだと非常にわかりづらいので

 

オーデコロンは結構つけてもいい

オーデトワレは1プッシュ、2プッシュくらい

オーデパルファムは1プッシュくらい

パルファムはちょんと一滴つけるくらい

 

で覚えておくといいですが、一点注意点があります。

その香水が強い香りかどうか?

特にオーデトワレオーデパルファムは気を使いたいのです。

 

それはなぜか?

 

オーデトワレと言っても強くて濃ゆい香りは沢山あるし

オーデパルファムでも優しい香りがあるからです。

 

例えばディオールのプワゾンとか、イッセイミヤケのロードゥイッセイとかはオーデトワレだけど結構香ります。

 

逆にクロエ オーデパルファムとかは香るは香りますが、主張は強くありません。

と、言ってもどの香水が強いか、弱いかは、たくさん嗅いでる人はわかるかもしれませんが、香水初心者の方はわからないですよね。

 

そ・こ・で

オーデトワレ、オーデパルファムのお使いの初心者の方は

下半身なら2プッシュ(ウエスト含む)上半身なら1プッシュからはじめるのがいいでしょう。

5.香水の付け方NG集

この香水の付け方しちゃってませんか?

ここでの付け方NG例の付け方はしちゃってる人は、シーンを見極めて上手につけましょう!!

 

・香水を手首につけて擦り合わせる

これはやってはいけません!!擦りは禁止です!

香りの粒子が潰れてしまうのと単純に摩擦熱で香りが変わります。

両手につけて、片方はこする、片方はこすらないで嗅いでみると香りが違うのがわかります。ポンポンと軽く叩くようにつけましょう。

 

・両手首に1プッシュずつ、最後は空気中に巻いて潜る

つけすぎ!!やめましょう!
衣服につけるのもやめましょう。

 

・トップノートの時に人に会う、公共の場(機関)を使う

香りだちが強いトップノートの時は人に会わない方がいいのはご存知ですか?

これは誰もがやりがちなので気をつけましょう。

香水はつけてから15分は待ちましょう。

 

・何度も付け直す

気持ちはわかりますが、つけすぎです。

嗅覚疲労、つまり鼻が慣れてくると、トップノートの香りを感じなくなった時点で、香ってないと思いつけ直ししてしまう人が非常に多いです。

 

自分の家の匂いがわからないけど、他の人は家の匂いがわかるのと同じで他の人は香っていることが多いです。

香ってないかもという不安をグッと我慢してちゃんとハートノート、ベースノートも楽しみましょう。

 

・食事を伴う席で強い香水をつけていく

食事をする場での強い香りの香水の使用や、香水のつけすぎは単純にKYになってしまいます。TPOに合わせた使い方をしましょう!

 

・食事がメインの席で手首に香水をつけていく

これは先ほど手首につけるのは【やめた方がいいシーンがあります】とご説明しました。

食事だけでなく手が相手の顔の近くにくるシーンでは気をつけましょう。

 

・汗をかいた場所につける

これは本当にやりがち。特に夏場😅しょうがない部分もあるので見逃しますw

香水は清潔な肌につけるのがベストなので、できればボディタオルで汗を拭き取った肌につけたいですね

おわり

パート2は以上になります。

 

香水の付け方など

なんでそこにつけるのか、逆になんでそこにつけない方がいいのかの理由を教えてくれるところってほとんどないですよね。

 

でも、これであなたも上級者の使い方ができるようになりました!

 

纏い方も色々試してみると自分らしい使い方が見つかって来ますよ。

あまり職場で香らせられない人も、つける場所や量などもわかるようになりますしね!!

ぜひ、香水の纏い方の知識をフル活用して自分らしい使い方を見つけてくださいね!!

 

次回のYour Fragrance Story パート3では香水の

 

香水と自分というブランディングの関係

好きな香りと脳の関係

香水の表現の仕方

 

を中心にご説明していきます!

楽しみにしててくださいね!!

 

パート2も最後まで読んでいただきありがとうございしました♪

 

またパート3でお会いしましょう(^^)