Your Fragrance Story
PART Ⅲ

こんにちは。香りスタイリストのスフィです。

パート3もご覧いただきありがとうございます♪

 

パート3ではもっと香り特徴に踏み込んだ【香りと脳】の関係を中心にお話ししていきます。

 

「香りと脳の関係」

「香りはセルフブランディングの最高のアイテムになる」

「認知症にも予防効果がある?」

 

 などなど、お伝えしていきます。

学術的な話はなるべく省いて、簡単に説明していきますので、最後まで読んでくださいねw

ここまできたらあなたはもう上級者です。

周りの誰よりも香りに詳しくなっているはず!

 

ユア フレグランス ストーリーを通して、もっともっと香りを好きになってくれたら嬉しいです。

 

それでは パート3も 香りを楽しんで学んでください♪

目次

  1. 香りだけが記憶と感情に直接作用させる
  2. 香りを嗅ぐと記憶がフラッシュバックする
  3. 香水は最高のセルフブランディング
  4. 好きな香りは認知症予防になる?

1.香りだけが記憶と感情に直接作用させる

早速意味がわからないことを言い出してすみません😂
香り?原始的?なんぞや?って話ですが

人には視覚、味覚、聴覚、触覚、そして香りを感じる嗅覚を合わせた五感があり
何かを感じる時には必ずこの五感をつかいます。 

 

五感というセンサーで受けたものを脳で処理して、様々な感情の判断を下します。
嗅覚以外の感覚は

センサー → 大脳新皮質(フィルターみたいなものです) → 大脳辺縁系(感情や記憶を司る場所)

対して嗅覚はというと

センサー → 大脳辺縁系

とダイレクトに感情と記憶に作用させます。

 

つまり、好き嫌い、いい、悪いを瞬時に判断します。

もちろん皆様も日常生活の中で知らないうちに経験しています。

例えば食べ物屋さんの前を通った時に美味しそうな香りがすると
食べ物が何かわかってないのに『美味しそう!』と思ったりお腹が減ってきたりします。

いい匂いがする人が通ったら思わず振り返ってしまうのも、情報を処理する前に判断してます。


ただこれはいいことだけではないことを忘れてはいけません。

悪い印象の方に振り切ったらその印象と記憶は強烈に残ります。
長さでいうと他の五感と比べ数倍長く残るのです。
付け方は気をつけましょうね。

2.香りを嗅ぐと記憶が
フラッシュバックする

『昔の恋人同じ香りがした』

このフレーズを聞いたことはありませんか?
昔の恋人と同じ香水の匂いがして、その時のことを思い出すなど
ドラマや小説のワンシーンではよくあるシーンですよね。

これ、実は証明されていて【プルースト効果】という名前もついているんです。

名前はマルセル・プルーストの小説の【失われた時を求めて】からきています。

物語の冒頭で主人公がマドレーヌを紅茶に浸し、その香りを嗅いだことで幼少期の思い出が蘇ってくる
そんなワンシーンからきているんですね。

他にも知らず知らず経験していることとしては、故郷や実家の香りなどもそれにあたります。
久しぶりに帰省して実家の香りを嗅ぐと無意識に
『去年帰ってきた時は〇〇だったなー』とか、ふと子供の時のことを思い出したります。
それがプルースト効果なのです。

3.香水は
最高のセルフブランディング

さて香りが感情と記憶に作用させることを理解したことで、いよいよ自分のブランディングに活かす話をしていきます。

感情と記憶に作用させることがわかりました。
こんなお話したら悪い方に印象を与えないか不安ですよね。

でも大丈夫です。
パート1、パート2で学んだ、今までの知識があれば失敗することはほとんどありません。

要は香水マナーをしっかり守ってつけていれば嫌な印象を与えることはほとんどないのです。

逆にほのかに香ってたり、綺麗にまとっていたりするとプラスの印象を与えます。

これを繰り返すことで、あの先輩はいつもいい香りがする。
あの人はいつも素敵。
など感情と記憶をハックするセルフブランディングができるのです。

もそもなのですが、経験上香りにこだわっている人は身だしなみにもこだわっていたり、
清潔感がある方が多いので、相乗的に良い印象を与えます。

 

ただ、わかっている。
わかっていはいるけど香水をつけすぎてしまう人も多いのです。
それはなぜか…ご説明します。

3-1.嗅覚疲労からくる不安感

また謎の言葉が出てきました。

【嗅覚疲労】

何でしょう?
名前からは鼻が疲れるようなイメージですが。

これは簡単にご説明すると。
ある特定の香りがわからなくなるという症状です。

ではある特定の香りとは??

 

それはいつも嗅ぎ慣れている香りです。

 

例えば自分の家の匂い、職場の匂い、ペットの匂い、タバコの匂い
これって本人はわからないことが多いけど、他の人が嗅ぐとすぐわかりますよね?

これは香水も例外ではありません。
そーなると厄介なのです。

香ってないと不安なのと、良い香りを振りまきたい衝動がある方は
香りがしなくなったと思って、何回も付け直してしまいます。

トップノート、ハートノート、ベースノートのことを知らない人はなおさら
一番香るトップノート以外はあまり香ってないと思いがちです。

こーなると、せっかくセルフブランディングとして良いのに、悪い方に振ってしまう可能性が高くなります。

 

そんな人は不安かもしれません。が、これだけは絶対覚えておいてください。

【香水は自分が香ったら香りすぎ

これは都市伝説でも何でもなく実際そうなのです。

自分が香ってなかったとしてもしっかり香っているので、大丈夫ですよ!!

4.好きな香りは
認知症予防になる?

いきなり別次元のお話になりすみませんw
好きな香りが見つかるメリットとして外せないので、ご紹介させていただきます。

近年の脳科学者たちの研究のおかげで、今までほとんど判明されていなかった嗅覚と脳の関係がわかるようになってきました。

 

鳥取大学の研究では認知症の予防に期待が持てるアロマの研究がされており、
夜はラベンダー とオレンジスイートの2:1の割合でブレンドされた香り、
日中はローズマリーとレモンの2:1の割合でブレンドされた香りを嗅ぐと認知症の進行に明らかに差異が出たということで
近年、いろいろなアロマメーカーがこの配合の商品を販売しております。

 

また脳外科であり、脳科学者の天野先生の著書【ボケたくなければ、バラの香りをかぎなさい】では
好きな香りを嗅ぐことで(バラ関係ないのは内緒w)扁桃核が活発になるということがわかっており、
生活必需品としても期待が持てる研究が進んでいます。

私ごとですが、私は祖母に育てられたのですが祖母の晩年は認知症で悲しい思いも結構したので、
一人でも多くの人に自分の好きな香水を見つけてもらって、素敵な香りライフを過ごしてもらいたいなと思っています。

おわり

サンプルが届くまでの期間にパート1~パート3までお付き合いいただきありがとうございます。

Your Fragrance Storyは以上になります。

ここまで香りが詳しくなると、すごく選びやすくなってるんじゃないかなーと思います。

また、香水を纏うタイミングや付け方の工夫なども考えたり試したりするのもすごく楽しいですよね。

トップノートなどの構成がわからなかった方は時間をおいて嗅いでみたりなど、さらに楽しみが増えたのではないでしょうか?

また、購入した香りなどのつけ方がいまいちわからなかったり、迷ったりしたら
直接LINEにお問い合わせいただけたら何度でもご対応しておりますので、
是非、ご活用くださいね!!

それでは、パート1~3までありがとうございました。

自分らしい香りを見つけるまでも
見つけた後も
あなただけの香り物語を楽しんでくださいね!